写真データの大きさについて
一眼レフカメラの大衆化やスマートフォンカメラの高性能化に伴い、近所の写真屋さんで手軽にプリントをするユーザーが増えてきました。
お宮参りの写真は家族のアルバムの最初のページ。しっかりとしたフォトブックにして残したい。
七五三の「思い出」というフレームは綺麗な額縁で飾りたい。
写真を安価でプリントするユーザーが増加した一方で、写真が意図しない場所で切れてプリントを失敗したり、比率を間違えて画質を悪くしてしまったりと写真のサイズのことがよくわからないユーザーも多いようです。
経験豊富なプロカメラマンに依頼できる出張撮影は基本的に写真はデータでの納品になります。せっかくの写真を台無しにしない為にも予め写真サイズ(写真データ)について知って頂きたいと思います。
写真のサイズとは
一般的に「写真のサイズ」を表す言葉には2種類あります。
・写真(データ)の大きさ・重さ・・・例:1枚の写真が1MBや700KBなど写真データの容量サイズ・大きさ。
・写真の解像度・写真の縦横の長さ・・・例:1920×1080ピクセル等の解像度、4:3 や 16:9 の縦横比。
ここでは、プリントをすることを主としてお話しますので、写真の縦横の長さについて解説していきます。
カメラの撮影サイズ
写真の縦横比はカメラによって違います。これはデジタル主流になってからではなく、フィルム時代からずっと違うんです。なので、昔は目的に応じてカメラを選ばなければなりませんでした(例えば、CDジャケットなら6:6のカメラ、ポートレイトなら6:7のカメラ、集合写真なら6:9のカメラなど)。
今の時代は、簡単にトリミングが出来るようになったため、カメラのフォーマットは大まかに3つに分かれています。
・スマートフォンはこの2種類(16:9と4:3 )の縦横比で撮影することができます。
・コンパクトデジタルカメラの比率は4:3が主流です。カメラの設定よっても変えられるかと思います。もしこれを、「L判サイズ」で印刷すると上下がカットされます。
・一眼レフカメラの比率は3:2が主流です。コンパクトデジタルカメラより少し横長です。
しかし、印刷用紙の縦横比はカメラのサイズにぴったり合っているわけではないのです。
なので、印刷する時は撮影の時のサイズから、上下・左右が数ミリ切れてしまう可能性があることを念頭に置く必要があります。
そして、印刷したい写真と用紙の縦横比が合わない場合は、トリミングする必要があるのです。
4:3 の比率に近い用紙サイズ
・Lサイズ・・・おそらく一番見慣れたサイズではないでしょうか。標準サイズやL版などと呼ばれています。
・2Lサイズ・・・学校写真販売で馴染み深いサイズかもしれません。Lサイズよりも大きいサイズです。
・6切サイズ・・・「むつぎり」と読みます。A4に近い大きさの用紙です。
3:2 の比率に近い用紙サイズ
・KGサイズ・・・「ハガキサイズ」と呼ばれています。ハガキと同じ大きさの用紙です。
・W6切・・・「ワイドムツギリ」と呼ばれている用紙サイズです。A4に近い大きさです。
写真印刷の用紙サイズとは
写真の用紙サイズというのは、時代の変化・プリンターの発展に併せて新しいサイズが設定されたり、古いサイズが消えていったりという風に移り変わっていっています。
1 モノクロ手焼き時代からの印画紙サイズ
2L判、六切、四切、大四切、半切、全紙がこのタイプに当たります。
旧来の手焼き印画紙の原板サイズ大全紙を幾つに切ったかに由来しており、写真サイズの名称の中で、“~切”(ぎり)に名残りを感じることができます。
デジタル全盛の今日においても、未だに一部愛好家や大学写真部などでは親しまれており、暗室作業による手焼きでのプリント作業に用いられる印画紙に多く見られる写真のサイズになります。
2 インクジェットプリンタの登場により一般的になってきたサイズ
A4、A3、A2がこのタイプに当たります。
インクジェットプリンタは、コピーなどオフィスのドキュメント用途として先行普及したため、A判サイズがベースとなっています。その後、プリンタ・ インク・用紙それぞれの技術の進歩により、従来の銀塩写真に匹敵する品質のプリント出力が可能となりました。これに伴い、DPEショップを利用せず、自宅で大判のプリント作業を行うカメラマンが増えました。
3 DPEショップ(写真店)での受付サイズ
最近のDPEショップやネット印刷では、時代の流れを汲んで様々な印刷サイズを受付できるようになりました。DSC、L判、パノラマ、KG判、2L判、グランド、六切、ワイド六切、四切、ワイド四切など。
このようにパソコンで写真を見るのと違い、写真を印刷する場合は用紙の縦横比を気にする必要があります。
用紙のサイズは他にも沢山ありますので、写真の縦横比に注意してください。
お宮参り・七五三・家族写真で多いサイズは?
プロカメラマンが同行する出張撮影の中で、ニューボーンフォトや七五三のように比較的少ない人数の写真は2Lサイズのお客様が多いです。年賀状にも使いたいというお客様もこのサイズを選びます。
お宮参りや七五三のように親戚一同が集まる家族写真はW6切サイズがちょうど良いですね。ワイドサイズなので大人数の集合写真に最適です。額縁(フレーム)もたくさん販売されているので人気です。
写真サイズは似たような大きさであっても比率が微妙に違うサイズがたくさんありますので注意して下さい。
フォトブックを作成しようとするお客様は、なるべく大きなサイズにしておいた方が良いです。デザイン・レイアウトにもよるのでコレといったサイズはありませんが、元画像より小さいレイアウトであればトリミングしても画像は壊れませんので安心です。
口コミ・ママの満足度
お宮参りや七五三の記念写真は一生の宝物です。しかし、写真スタジオでの撮影に緊張してしまったり、お子さまが慣れない環境でご機嫌を損ねてしまうことも多いですよね。
そんな時、出張撮影の「at FOME(アットホーム)」がご家族の頼れるパートナーとなります。東京・埼玉・千葉・神奈川を中心に出張撮影をしているat FOMEは、プロフェッショナルな撮影技術で、多くのママたちから高評価を得ています。
実際に利用したお客様の声を見ると、その評価の高さがひしひしと伝わってきます。「自宅やお宮参りの神社での自然な姿を撮影してもらえた」「子どもの機嫌を見ながら撮影してくれるのでストレスが少ない」といった声が多く、ママたちの安心感が窺えます。
口コミやレヴューでママたちの高い満足度を頂いていることが、at FOMEが安心価格で出張撮影を続けられる理由の一つです。
フォトブック・フォトアルバム
写真スタジオで型にハマった記念写真だけだと、フォトブックは作れません。出張撮影のように自宅での着付けシーンや神社でのお参りシーンなど様々な場面の写真を集めることでフォトブックを作ることが可能になります。お宮参りや七五三の家族写真は、数年後に見返してこそ楽しめるものです。フォトブックにすれば、家族だけでなく親戚や友人、誰もが目にし、すぐに手に取れるのです。
家族写真のフォトブックは、大きさや並べ方で印象が変わりますが、なにより時間が残せます。年賀状や額縁におさめるようなキチっとした写真の、前後の時間の写真が残せます。何気ない表情や小さな出来事。かぞくの時間はそこにあります。
家族写真は時間をつなぐツールです。
1枚よりも2枚。10枚よりも20枚あったほうがいい。フォトブックを毎年1冊作れたら、お子様にとっては最高の宝物になるでしょう。まずは一度、写真を液晶モニターの外に出して頂き、プリントをしてみることをお勧めします。
お宮参りや七五三という家族の貴重な時間が10年後も20年後も残ることをat FOMEは願っています。